生姜が膝の痛みや変形性膝関節症の予防に効果的な食材
“たけしの健康エンターテイメント!みんなの家庭の医学”というビートたけしがMCを勤めるテレビ番組にて、膝の痛みや変形性膝関節症の予防に関する興味深い食材として、生姜が特集されていました。
60代のおよそ半数は、程度の差はありますが膝の軟骨成分が磨り減っているとMRIより調査結果が出ています。年齢を追うごとに膝の痛みは致し方ないことだと思われていました。しかし生姜の生産量のダントツ1位を誇る高知県。日本の生産量のなんと4割が高知県というデータが出ています。そんな高知県のしょうが農家の方々は生姜の種植えや収穫作業は膝を曲げての手作業が殆どです。その様な膝に負担が多い農作業を長年続けている方々ですが、なんと膝の痛みを感じたり訴える方が少ないという興味深いデータが。MRIの検査結果も皆さん年齢問わず8割以上の方々が正常な若い軟骨をキープしていました。
生姜に含まれるショウガロールとジンゲロール成分が、膝の痛みを抑える抗炎症作用と、軟骨を守る働きがあるのではないか?と紹介されていました。
1日に摂取したい量として紹介されていたのが60gです(大体ひとかたまり)。市販の手軽に利用できる、しょうがのチューブに換算すると約1本半に相当するそうです。生姜農家の方はこの倍は摂取していたので、より膝の痛み屋変形性関節症の予防や改善の効果を期待したいのであれば、今回番組で紹介されていた生姜農家の方々の様に一日120g程摂取してみるといいようです。
生姜は水分が9割を占めているのでもっと手軽に摂取でき方法として、乾燥させた“乾燥しょうが”であれば6gでいいということです。細かく刻んで普段の食事のトッピングにするにも最適です。カレー・サラダ・魚介のマリネ・チャーハン・中華風スープ・はちみつヨーグルトなどに入れると良いと紹介されていました。
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生姜を毎日摂取して若い膝の軟骨キープしよう!レシピ編
高知県の生姜農家の方々が普段の食事で取り入れている方法として紹介されていたのが、長期間保存ができる新生姜を使った【ガリ】でした。
ナスをカツオのたたきに見立てた素揚げ下ナスの上に玉ねぎのスライスと新生姜の粗みじん切りや薬味をのせてポン酢でサッパリいただく【生姜たっぷりのナスのたたき】。
肉を湯がいた生姜スライスで巻いた【豚肉のしょうが巻き】。
ガリの汁もたっぷり使った【しょうが焼きそば】。
ガリを素揚げ下した【生姜チップス】。
その他に【イタドリのガリ汁和え】、【生姜の佃煮】、【ちくわのしょうが詰め】、【生姜チャーハン】等が紹介されていました。
生姜は1年中スーパーや八百屋に出回っているので、薬味だけでなくもっと気軽に生姜を毎日の食事に取り入れてみてはどうでしょうか?今の膝の痛みや違和感を和らげ改善してくれる他に、免疫力の向上効果や、ダイエット、冷え性の改善等にも効果的なので生姜を積極的に食卓に取り入れてみましょう。
アボカドが膝の痛みや変形性膝関節症の予防に効果的な食材
アボカドに含まれる成分「アボカド大豆不鹸化物」という成分にTGF-βという物質があります。このTGF-βによって、軟骨がすり減るのを防いだり、すり減った軟骨を修復する作用があると研究論文でも発表されています。
1998年にフランスで行われた研究によると変形性関節症(股関節・膝関節)の患者さん164名を対象にした研究です。結果としてアボカド成分の薬を6カ月間服用することで痛みと膝の機能が良くなったと報告しています。また、2016年ポーランドで行われた研究によると、変形性膝関節症の患者さん4822名に同じくアボカド成分の薬を6カ月間服用することで
半分以上の患者さんで膝の痛みや機能が改善したと報告しています。
アボカドはその食感と脂質が多い栄養バランスから森のバターとも呼ばれ、カロリーは1個で262calと高めですが、その分栄養素も豊富です。ビタミンE・ビタミンB6・ビタミンC・ビオチン・ナイアシン・葉酸・カリウム・マグネシウム・銅など美容効果や疲労回復にも抜群で、食物繊維も多く便秘が気になる方にもアボカドは注目されている食材なんです。
食べごろのアボカドの選び方は、見た目は黒みがかっていて、軽く押した時にやや弾力を感じる物を選ぶと良いでしょう。戸田佳孝先生(戸田整形外科リウマチ科クリニック院長)によると1日半分のアボカドを食べることを推奨しています。
(引用元) https://www.health-sports.or.jp/2021/03/08/2857/