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両者の成分をバランスよく摂取することが重要です
グルコサミンが配合されているサプリメントを見てみると、コンドロイチンという成分が一緒に配合されている商品も多いです。これは山芋や納豆、オクラといったネバネバ成分の中に含まれている成分です。両者とも関節に対して効果を発揮するのですが、その役割が若干異なります。
グルコサミンは軟骨の弾力を増すことで、関節の動きをスムーズにする効果が期待できます。一方コンドロイチンは、関節痛を発症するのを防止する役割があります。前者は軟骨を再生してくれる役割があって、後者は軟骨が摩耗するのを防ぐ役割があります。つまり両者には、攻めと守りの性質の違いがあるわけです。このため、両者を一緒に摂取することによってトータルで関節のケアができます。もし膝の痛みが気になってサプリメントを購入したいのであれば、上で紹介した2つの成分が配合されている商品を購入するのが望ましいです。
また、両者が配合されているサプリメントの中から、どのような比率で配合されているのかについても検討する必要があります。グルコサミンとコンドロイチンは、5:4になるようなバランスが最も理想的といわれています。ちなみに体重が54s以下の人が摂取するのであれば、それぞれ1000rと800rで構成されているようなサプリメントを摂取すと最も効果が期待できます。この2つの成分は相互作用を働かせて、より高い効果を発揮してくれます。せっかくですから、バランスの取れているサプリメントを探してみましょう。
グルコサミンとコンドロイチンを一緒に摂取する理由とは?
年齢を重ねるごとに、関節が動きにくくなったり、関節に痛みを感じたりするようになったという方も多いのではないでしょうか。関節には軟骨があり、骨と骨がぶつかり合わないよう、クッションに似た働きをしています。関節が動きにくくなったり、痛みを感じたりするのは、この軟骨がすり減ることが原因なんですね。
軟骨は、グルコサミンやコンドロイチンを主な成分としています。軟骨をすり減らさないようにするためには、主な成分であるこの2つの成分を適量、欠かさずに摂取することが大切です。
グルコサミンならびにコンドロイチンは、体の軟骨を始めとする細胞に存在するものです。グルコサミンはアミノ酸のひとつで、体内で生成された後、軟骨だけでなく、結合組織に広く作用します。一方、コンドロイチンは炭水化物のひとつです。体内においては、主に軟骨に存在している物質となります。どちらも体の動きをスムーズにするのをサポートする働きが期待できると考えられていて、一緒に摂取することで相乗効果が期待できると言われています。
しかし、加齢と共にグルコサミンやコンドロイチンの生成も減るとされているんですね。そのため、年を取るにつれ、意識的に摂取する必要があります。特に、60歳を超えるあたりから、関節の動きの悪さや痛みを訴える方が一気に増加する傾向にあるため、より摂取を意識することが大切です。元気があるうちから予防に取り組み、充実した老後を送れるようにしましょう。
コンドロイチンとは
サプリによく配合されているコンドロイチンとは、ムコ多糖体の一種で粘性物質のことです。ギリシャ語で「軟骨」という意味があります。もともとコンドロイチンは私たちの体内にある成分なのですが、加齢と共に減少する傾向が見られます。ですから、年齢を重ねたら積極的に摂取したい成分の一つですね。
コンドロイチンは軟骨の他にも、目の角膜や骨、いろいろな臓器などにも含まれています。さらに、皮膚を構成する成分の一つです。基礎化粧品や美肌サプリの中に、コンドロイチンの配合されている商品も結構ありますね。これは皮膚を構成する成分の一つにコンドロイチンがあるからです。
もともと「軟骨」という意味があることからもわかるように、コンドロイチンはプロテオグリカンという軟骨成分を構成しています。軟骨を守る重要な役割を担っていて、もしコンドロイチンが減少すると膝痛の原因にもなるわけです。
ひざ痛の原因として、関節部分にある軟骨が膝を動かすためにすり減ってしまうことが挙げられます。軟骨にはクッションの役割があるのですが、摩耗することで骨同士がぶつかりやすくなり、膝の痛みを招くわけです。この症状を改善する効果があるということで注目されているのが、コンドロイチンです。すり減ってしまった軟骨に、水分を供給する役割があります。その結果、保水性や弾力性を回復させます。摩耗した軟骨を修復・再生する効果があると言われているので、配合されているサプリメントが多いわけですね。
コンドロイチンに期待できる効果とは
コンドロイチン配合のサプリメントがいろいろと発売されていますね。なぜ多いのか、それは私たちの体に様々な期待できる効果があるからです。
まずは、膝の痛みなどの関節痛を改善する効果です。コンドロイチンが減少すると軟骨の摩耗が進み、骨同士がぶつかることで痛みが走ります。コンドロイチンを摂取することで、軟骨の保湿力や弾力を回復し、関節痛の改善ができるとされているのです。
コンドロイチンには血中コレステロールや過酸化脂質の排除の働きもあります。その結果、動脈硬化や高血圧の予防効果が期待できます。生活習慣病が気になっているのであれば、コンドロイチンを毎日補うのがおすすめですね。また、カルシウムの代謝にも深く関係しているので、コンドロイチンは摂取することでカルシウムの生成が活発化し、骨粗しょう症の予防効果も期待できるとされています。
コンドロイチンを摂取する際には、グルコサミンと併用するのが好ましいと言われています。グルコサミンと相乗効果があると考えられているからです。特に、関節痛対策ではグルコサミンと併用した方がいいと言われますよね。実は、関節痛への効果について、コンドロイチン単独では肯定的・否定的両方の報告があります。ところが、グルコサミンと一緒に摂取した場合、有効な報告が多いのです。もしひざ痛など関節の問題でコンドロイチンを摂取しようと思っているのであれば、グルコサミンも一緒に摂取できるようなサプリメントがおすすめですね。
コンドロイチンを多く含む食品は
コンドロイチンの配合されているサプリメントは、関節痛に予防効果が期待できるだけでなく、美肌効果も一緒に期待できると言われています。老若男女関係なく、摂取した方がいい成分と言えますね。コンドロイチンには優れた保水力があり、皮膚への保湿効果も期待できるので、アンチエイジング作用があるわけですね。肌にハリやツヤを与え、いつまでも若々しい外見を維持したければ、コンドロイチンの摂取は必要です。
このコンドロイチンは私たちが普段食している食料品の中にも含まれています。ひざ痛や美肌対策をしたければ、日々の献立でコンドロイチンを多く含む食品を積極的に取り入れましょう。コンドロイチンを多く含む食材として、鶏の皮・軟骨、ナマコ、ウナギ 納豆、山芋、オクラ、なめこ等ネバネバした食品が挙げられますね。納豆はパックを開けるだけなので、普段自炊をしない人でも毎日食せますよね。鶏皮や軟骨などは、居酒屋のメニューでしばしば見かけます。飲みに出かけた際にはおつまみとして、焼き鳥を注文するといいかもしれませんね。
ただ、食事だけで必要なコンドロイチンを確保するのは難しいでしょう。食事ではフォローできないコンドロイチンの不足分は、サプリメントで補うといいでしょうね。ちなみに、コンドロイチンの効果を高めるにあたって、ショウガやターメリックなどを一緒に摂取するといいとされます。ショウガやターメリックには血液の循環を良くする効果があるからです。